知らなきゃ損する！モンスターストライク×ふるさと納税コラボを解説

モンスト×ふるさと納税コラボとは？

「モンスターストライク（モンスト）」と「ふるさと納税」がタッグを組んだ異色のコラボレーションの発表は、モンストファンと納税者の双方に大きな話題を集めました。

このコラボは、モンストの開発・運営会社である株式会社MIXIが拠点を置く東京都渋谷区へのふるさと納税の返礼品として実現。
具体的に提供される返礼品は、モンストのゲーム内通貨である「オーブ」のシリアルコードで、寄付者は、ふるさと納税ポータルサイトを通じて渋谷区に寄付を行い、寄付金に応じてオーブを受け取ることができます。

返礼品のラインナップは、寄付額10,000円でオーブ50個、30,000円でオーブ150個、50,000円でオーブ250個となっており、寄付額に応じて段階的にオーブの個数が増える設定となっています。

また、オーブのシリアルコード以外にもコラボを記念したグッズ抽選キャンペーンが実施されるなど、ファンの興味を引く様々な企画が展開されており、ゲームの楽しみと節税・地域貢献という一見異なる要素が融合した、新しい形のふるさと納税として注目を集めています。
この取り組みは、地域貢献の形を多様化させ、特に若い世代のふるさと納税への関心を高める効果も期待されています。

モンスト×ふるさと納税コラボのメリット

モンストユーザーにとってこのコラボの最大のメリットは、実質無料でゲーム内通貨「オーブ」を手に入れることができる点と言えます。

ふるさと納税の制度を利用すれば、自己負担額2,000円を除いた全額が、翌年の住民税などから控除されるため、普段課金してオーブを購入しているユーザーであれば、実質的な支出を増やさずにオーブを獲得できることとなります。
これは、ゲーム内のガチャを多く引きたい、またはスタミナ回復にオーブを多用するプレイヤーにとって非常に大きな魅力です。

例えば、50,000円の寄付でオーブ250個を受け取った場合、このオーブの価値は通常の課金で購入するよりも非常にお得になります。

次に、返礼品としてゲーム内アイテムを採用することで、ふるさと納税の利用層を拡大する効果も期待でき、これまでふるさと納税に縁遠かった若い世代や都市部在住のゲーム愛好家など、新たな層がこの制度に関心を持つきっかけとなるでしょう。

モンスト×ふるさと納税コラボのデメリット

モンスト×ふるさと納税コラボは魅力的ですが、いくつかのデメリットや注意点も存在します。

まず注意しておくべきなのが「オーブ」が返礼品の上限に抵触する可能性があるという点。
ふるさと納税の返礼品は、寄付額の3割以下という総務省の定める基準があり、ゲーム内アイテムのような金銭的価値の評価が難しい無形のものに関しては、その適正な価格設定が議論の的となることがあります。

もし、オーブの実質的な市場価格が寄付額に対して高すぎると判断された場合、将来的に返礼品の対象から外れる可能性も十分に考えられます。

次に、返礼品がシリアルコード形式であるため、受け取りや入力の手間が発生します。
寄付後にメールなどで送付されるシリアルコードをモンストWebショップなどの指定の場所で入力する必要があり、手続きを忘れたりシリアルコードの有効期限が切れたりするリスクも存在します。

さらに、このコラボは特定の一自治体（渋谷区）に限定されており、寄付先を選ぶ自由度が低いという側面もあります。
ユーザーは他の自治体の魅力的な特産品とオーブを天秤にかける必要があり、オーブ以外に欲しい返礼品がある場合は、そちらの寄付を優先せざるを得ない状況も考えられます。

ふるさと納税とは？

ふるさと納税とは、「生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度」のことで、実質的に全国どこでも好きな自治体を選んで寄付をすることが可能です。

この制度の最大の特徴は、寄付した金額のうち2,000円を超える部分が、翌年の住民税や所得税から控除・還付されるという仕組みにあります。

つまり、自己負担額2,000円で、地域の特産品などの「返礼品」を受け取ることができる非常にお得な制度として知られています。

控除を受けられる上限額は、年収や家族構成によって異なり、例えば独身または共働きで給与収入が400万円の人の場合、概ね4万円程度が控除の上限目安となります。
上限額を超えて寄付した分は、控除の対象外となり自己負担となるため、事前に自分の控除上限額を確認することが非常に重要です。

ふるさと納税の寄付金は、自治体が自由に使い道を決めることができるため、地域の活性化や社会貢献に繋がるというメリットもあります。

寄付者は、教育、医療、環境保全など、寄付金の使い道を指定できる場合もあり、税金の使い道に関心を持つきっかけにもなります。
手続きは、インターネット上のポータルサイトから手軽に行え、確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」を利用すれば、さらに簡単に控除を受けることが可能です。

モンスト×ふるさと納税はこんな人にオススメ！

モンスト×ふるさと納税のコラボは、以下のような特徴を持つ人に特におすすめできます。

まず第一に、「モンストを日常的にプレイしているアクティブユーザー」です。
日頃からオーブを消費しており、ガチャを多く引きたい、またはゲーム内の時間を効率よく進めたいと考えている人にとって、実質2,000円の自己負担でオーブという実用性の高い返礼品を得られるのは、他の特産品よりも遥かに価値があると感じられるでしょう。

特に、オーブを課金で購入していた経験がある人にとっては、支出を抑えつつゲームを有利に進められる絶好の機会です。

次に、「ふるさと納税の自己負担額2,000円を最もお得に活用したいと考えている人」にも適しています。食料品などの特産品は消費期限や保管場所の問題がありますが、ゲーム内アイテムであるオーブはそうした心配がなく、手軽に受け取れるデジタルコンテンツという利便性があります。

また、「これまでふるさと納税に興味がなかった若年層」にとっても、関心のあるゲームコンテンツが返礼品となることで、制度を利用するきっかけになる可能性が高いです。
初めてふるさと納税を利用する際のハードルを下げ、制度の理解を深める良い機会となるでしょう。

最後に、「MIXIの拠点である渋谷区を応援したいと考えている人」にもおすすめです。寄付金は渋谷区の事業に使われるため、応援したい企業やコンテンツを通じて地域貢献をしたいという社会貢献意識の高いプレイヤーにも適しています。

モンスト×ふるさと納税まとめ

モンスターストライクとふるさと納税のコラボレーションは、株式会社MIXIの拠点である東京都渋谷区への寄付を通じて、「オーブ」を返礼品として受け取れる、画期的な取り組みです。

寄付額に応じてオーブ50個から250個が提供されるこのコラボは、モンストユーザーにとって、実質2,000円の自己負担で課金アイテムをお得に入手できるという最大のメリットがあります。

これにより、ガチャを多く引いたりスタミナを回復したりと、ゲームをより楽しむことができる一方で、返礼品の適正価格に関する議論や、シリアルコードの管理が必要であるといったデメリットや注意点も存在します。

しかし、このコラボは、従来の特産品中心だったふるさと納税の返礼品の多様化を促進し、特に若い世代やゲーム愛好家といった新たな層の利用者を獲得する上で大きな効果を発揮しています。

この取り組みは、自治体、企業、寄付者の三者すべてにメリットをもたらす新しい地域貢献の形として、今後も他のデジタルコンテンツや自治体との連携が期待されるモデルケースと言えるでしょう。

モンストプレイヤーであれば、自分の控除上限額を確認した上で、このお得な機会を逃さず活用することを強くおすすめします。